徹底中産主義! 反共産・反新自由主義闘争!

反新自由主義、反共産主義、反金融資本主義を掲げる政治結社プレープス代表山原くいなの思索と闘争の記録。

金融資産税強化を投げ出す現政権のいやらしさと金魚の糞の掃除

総裁選挙の際には金融資産税強化を主張していた岸田首相は、衆院選挙を経て自説を撤回した。なすべきことをなさず、権力の座に胡座をかくいやらしさは記者会見時の口の端の歪みに良く出ている。少々期待した分、憤りは深いというのが国民感情ではないか。

安倍政権の折から、自民党は年金や国家財政を株式市場に依存させ、金融資産税強化をあらかじめ困難にしてきた。その困難を越える気概を示したものと理解していたのだが、どうやら期待はずれであったらしい。

必要なのは、多くの国民の利益が不安定でかつ格差を助長する株式市場に左右されないシステムの構築だ。近ごろ多く見かける簡易な投資への誘いも、高所得者層が自己の利益を生む金融資産への増税を予防するために、国民の家計と金融市場を結びつけてしまおうという策略であること、われわれプレープスははっきりと見抜いている。

勝ち組と呼ばれる高所得者層は、低所得者を自らに追随する金魚の糞に変え、環境そのものを濁らせようとしているのである。もはや環境そのものを覆す、まさに志操堅固な気概を持たなければならない。

この金魚の糞化は、世界的大企業、いわゆるGAMMAをめぐっても生じている現象であろう。例えばGoogleのサービスを利用して収益を挙げるものは、Googleが不当に莫大な利益を挙げていることに目を瞑るどころか、それを肯定さえするだろう。人気YouTuberなどはまさにGoogleの金魚の糞である。

この金魚の糞も掃除せねばなるまい。金融資産税強化に加えて、ウェブ広告税の導入をわれわれプレープスは主張する。金魚の糞は残らず掃除せねばならない。
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